江西桜こども園 2018年11月05日 今回のこども園は、岡山市立の幼稚園と民間の保育園が合併することで誕生した、岡山市で初めての事例です。 既存幼稚園の敷地内に新園舎は建設されたが、園舎完成までの間、幼稚園を運営するため既存園舎の南側園庭部分に建設することが求められました。 限られた範囲に定員265名という規模の大きな園舎を納めるため、園舎は2階建てとしました。 1階には、3歳未満用の保育室、遊戯室兼ランチルーム、厨房、職員室などを配置し、2階は、主に3歳以上用の保育室により構成されています。 3歳以上の園児は、園舎中央に配置された吹抜け空間を持つ開放的な玄関から園舎内や園庭側にアプローチします。 園舎の配置は敷地南側に寄せて計画しなければならないことから、最終的にメインの園庭は園舎北側に計画されたが、プランを工夫し、3歳未満用の園庭については園舎の南側に確保しました。 外観は高さに制約(第1種低層住居専用地域)があったため、最高高さを10m以内に抑える必要がありました。 しかし、その制約の中でやわらかな印象とすることを目指し、曲面屋根を採用しました。 壁面においても東西南北 各面にて、様々な仕様を組み合わせ、明るく変化に富んだ親しみのある外観となるよう工夫しました。 今後、この新しい園舎の内外で園児たちが健やかに成長してくれることを期待しています。 建築主 社会福祉法人 桜会 所在地 岡山市東区瀬戸町 構造 S造 規模 地上2階 延床面積 2,070.93㎡ 竣工 平成30年10月 主要用途 幼保連携型認定こども園 備考
今回のこども園は、岡山市立の幼稚園と民間の保育園が合併することで誕生した、岡山市で初めての事例です。
既存幼稚園の敷地内に新園舎は建設されたが、園舎完成までの間、幼稚園を運営するため既存園舎の南側園庭部分に建設することが求められました。
限られた範囲に定員265名という規模の大きな園舎を納めるため、園舎は2階建てとしました。
1階には、3歳未満用の保育室、遊戯室兼ランチルーム、厨房、職員室などを配置し、2階は、主に3歳以上用の保育室により構成されています。
3歳以上の園児は、園舎中央に配置された吹抜け空間を持つ開放的な玄関から園舎内や園庭側にアプローチします。
園舎の配置は敷地南側に寄せて計画しなければならないことから、最終的にメインの園庭は園舎北側に計画されたが、プランを工夫し、3歳未満用の園庭については園舎の南側に確保しました。
外観は高さに制約(第1種低層住居専用地域)があったため、最高高さを10m以内に抑える必要がありました。
しかし、その制約の中でやわらかな印象とすることを目指し、曲面屋根を採用しました。
壁面においても東西南北 各面にて、様々な仕様を組み合わせ、明るく変化に富んだ親しみのある外観となるよう工夫しました。
今後、この新しい園舎の内外で園児たちが健やかに成長してくれることを期待しています。